異業種への転職を成功させるには

2019年10月7日 タイミング

これからの時代AIにより46%の人今の職を失うと言われています。

さらに追い打ちをかけるのは老後の年金があてにならないこと。今よりももっと給与が欲しい、確実性がない時代にもっと有利な転職をしたいと思っている人は少なくないでしょう。それと同時に、「今から転職なんてできるのか?」とも思っているはずです。そこで今回は、異業種への転職の真実を解説します。

異業種への転職は難しい

異業種への転職は、ハードルが実際高いのが現実です。経験や知識がないので、その難しさは10人異業種への転職をしたら、転職を成功させられるのは6人未満とかなり厳しいのが現実です。いきなり話の腰を折ってしまうような内容ですが、それほど異業種に転職するのは難しいですし、即戦力が求められるのです。

難易度

異業種への転職は難易度こそ高めですが、業界ごとに難しさや必要とされる能力などはまちまちです。
例えば、30歳くらいだと同業種では経験を積んで、主任などの役職者についている人もいるでしょう。しかし、異業種となると30代の未経験は、即戦力とは見なされません。20代と違い、30代の未経験となるとそもそも雇わないことが多いのです。歳をとればとるほどポテンシャルが低くなるので、異業種でも専門知識や実績を会社は重視します。
つまるところ、経験やスキルがないと転職はかなり難しくなることを留意しておきましょう。

金融

現在金融業界は、スルガ銀行の不祥事を発端としてさまざまな事件で揺れています。さらに追い打ちをかけるのは、事務などの簡単な仕事はコンピューターに任せているので、そこまで人材を欲していません。未だに地位の高い仕事として認知されていますが、これからも仕事として続けていくには大手投資銀行以外への転職は避けた方が良いでしょう。

また、大手投資銀行は海外に拠点があることも多く、英語を基本としてフランス語や中国語といった外国語が必要となることがほとんどです。。

介護・医療

少子高齢化を迎え、介護と医療は社会的にとても必要とされています。介護と医療はどちらも専門職であるため、転職を目指す際は国家資格が必要となりますが、医療事務であれば民間資格でも転職は可能でしょう。

IT通信

ITの分野は、どこの企業においても自動化の構築を急ピッチで進めていますが、構築を担うエンジニアが極めて不足しています。将来性もあり未経験者も募集していることから、異業種からの転職に向いていると言えます。

面接でよく聞かれる質問

異業種へ転職する際、面接で100%聞かれる質問は「なぜこの業界を選んだのか?」です。業界への本気度や理解度、前職の関係性を採用担当者はこの質問ではかろうとしています。

最低でも、「必ずこの業界に入りたいという強い志望動機」、「どうやってこの業界を知ったのか、どの程度興味があるのか」、「業界で自分が役に立てるスキル」程度の質問に対して、滞りなく答えられるようにしておきましょう。

転職しやすい職種

では、異業種でも転職しやすい職業はあるのでしょうか。
今、最も転職しやすい業界は警備業界です。

警備員は臨機応変さを求められるため、さまざまな経験が必要となりますし、最近の警備会社では、飛行計画を提出しなければならないドローンを使用した警備も行っています。
体力重視と言われていた警備員ですが、現代の警備員はさまざまなスキルを使いこなさなければなりません。最初からいきなり難しい警備につくことはないので、最初はアルバイトから始められるのも警備員に転職しやすい理由です。
正社員はもちろん、アルバイトからでもたくさんの募集がかけられていて、最近では女性警備員の需要も高まっています。異業種へ転職するなら、まずは転職しやすい警備員の求人を探してみてはいかがでしょうか。

女性なら保育士や幼稚園教諭といった子育て業界の専門家も、極めて需要の高い仕事として注目を集めています。

これは、近年になって都市部を中心に社会問題となった待機児童問題の解消が進行しているためです。具体的には、待機児童を無くすべく多くの子育て施設を増設した結果、施設で働く専門家の需要が一気に高まったということです。先に挙げた警備員と同様に、派遣や契約社員のような働き方が選べる点が魅力で、専門職の中でも転職のしやすさにかけては上位の仕事と言えるでしょう。