ヘッドハンターが接触してきたら
自分の市場価値を知る
ヘッドハンティングとは、転職の1つの形です。
理想的な形と言えるかもしれません。
実際にヘッドハンティングのオファーを受ける人は多いです。
特に転職会社のサイトに登録していれば、その種のメールが送られてくるのは、よくある話です。
ヘッドハンティングには、ポジティブなイメージがあります。
普通の会社員なら、一度はヘッドハンティングを受けてみたいと思うのではないでしょうか。
社外における自分の評価を知る良いチャンスです。
また、自分の市場価値を知ることもできます。
低いとショックでしょうが、
高いとこれからの仕事のモチベーションの1つになります。
2008年に行われた調査によると、
ヘッドハンティングを受けてみたいという人は、89%でした。
(582人を対象とした結果およそ518人)
受けてみたい理由は、先ほどあげたものが多いですが、
他には自分の技術を活かす会社にめぐり合えるとか、
収入が増える可能性がある、といったものもあります。
受けてみたくないという人は、わずかに11%でした。
その理由としては、期待されていくのでプレッシャーがかかるとか、
今働いている会社の人たちに申し訳ない、といったものなどさまざまです。
キャリアアップを実現するいい機会
ヘッドハンティングに期待するものは、やはり年収のアップが1番多いようです。
この調査を受けた人の80%近くが、それを期待しています。
実際にヘッドハンティングを受けて、年収が上がる人は多いので、
この期待は決して的外れなものではありません。
では、実際にヘッドハンティングを受けたことがある人はどれぐらいなのでしょうか。
年代別のパーセンテージでは、40代と50代で両年代とも45%になっています。
逆に少ないのは、20代で24%になっています。
この中で、ヘッドハンティングを受けた時に転職活動をしていた人の数は、意外に少なくて37%です。
逆に転職活動をしていなかった人は26%。
この中で、最終的に転職に踏み切った人は、35%になっています。
転職を決めた理由は、
自分の経験や能力を活かせる仕事だったというものが1番多くて、69%になっています。
年収が上がるという理由もその数字に近くて67%です。
上記の調査から、ヘッドハンティングは自分のキャリアアップを実現するいい機会であることが分かります。
ただし、それを実現するには経験や能力が必要になってきます。
20代の人のヘッドハンティングが少ないのは、働き始めたばかりで、
経験や能力を持っていないからなのでしょう。
転職というものは、人生の一大事で簡単に決めることはできません。
しかし、自分の能力や経験を活かせるヘッドハンティングを受けたら、
転職を真剣に考えてみる価値はあります。